アナログる

少し前にパソコンが壊れてから、映画もyoutubeも見れなくなりました。(正確には、youtubeは携帯で観れますけど、容量食うのであまり観てません。)怪我の功名というのでしょうか、そのおかげで、絵画に向かう時間が増えました。そして、そのせいか、写真をま…

洗脳を解くには

以前の投稿の続きになりますが、ホリエモンがウシジマくんとお金の本の中で、確か、次のような趣旨のことを言ってました。「洗脳を解くには、洗脳しかない」言い得て妙な言葉であるが、「なるほどな」と読んだ当時の私は思いました。変わって、進藤龍也牧師の話…

フロイトから学ぶ人間理解

―我々人間のリビドーは、その対象に事欠けば欠くだけますます強烈に残されているものにしがみつき…(以下省略)―S.フロイト「無常ということ」リビドーの説明 https://kotobank.jp/word/%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%BC-149263 このフロイトの考えには、共…

映画二大巨頭

この1年は映画を観てませんが、その前まで約7年間ほど映画を観ました。その中で、私が敬愛する監督が二人できました。溝口健二とアキ・カウリスマキです。溝口健二はもちろん日本人ですが、アキ・カウリスマキはフィンランドの監督です。二人に共通するのは…

マジカルなもの

何度か経験があるのですが、良い映画を見ると、心が無になるという現象が起こる。雑念が消えるというか、沈黙する。少なくとも、溝口健二やキム・ギドクの映画ではそうなった。あと、園子温の「愛のむきだし」とかも。こういう現象って、映画以外にも体験でき…

カードを、手札を増やしていく

文芸批評家の小林秀雄氏が、「批評とは褒める技術であり、褒めることは創造に繋がる」的なことを言っていたが、これは本当なのだろうな。これは人を育てる上で欠かせないことだ。私は文芸批評家ではないから、文芸批評はできませんけど、人の良い部分を見つけ…

自己実現と社会実現

最近、絵を描いていますが、これは自己実現止まりでいいなとつくづく思う。要するに、社会的評価や対価などはどうでもよく、こちらが楽しむためだけにやる。これが自己実現である。自己実現は自由さがある一方、社会実現は、社会的評価を得るために、戦略的…

映画について―アメリカ映画編―

前の投稿で、映画について少し触れたので、今回は映画について話をしたいと思う。ゼイリブがアメリカ映画なので、個人的に印象に残ったアメリカ映画について挙げてきたい。先にリストを挙げると、シザーハンズ グラントリノ クリムゾンタイド マイ・ボディー…

表面的な情報に惑わされるな

例えば、太っている人や痩せている人を見て、「太っているから大食いだろう」「痩せているから少食なんだろう」という極めて単純な発想、表面的な物の判断、表層だけで判断処理する思考回路の人間は、私からすると考えていない人である。こういう人は物事の本質…

タイプ診断

16タイプ診断とやらをやりました。結構当たっていて面白い。私は3つの16タイプ診断サイトで診断しても、INFPだったのでINFP確定である。内向感情型な人間らしいです。https://www.16personalities.com/jaINFPの特徴である4つの心理機能は以下の通り。優勢:…

家族はつらいよ

最近、小○圭が話題だが、私の経験上、相手の親兄弟は見ておいた方が良い。いくら相手が優良物件でも、家族自体が“事故物件”のパターンがあるからである。好きになれば関係ないは嘘である(笑)考えてみてほしい。住んだ家が事故物件だったら引っ越したくなるの…

最近、気づいたこと

今、フロイトやらマルクスといった歴史的大家の書物を、その中でも"稚拙な頭"の私でも分かりそうな内容、かつ、短めの論文(A4の紙3~5ページぐらい)をコピーし、赤線やら青線入れて読み込んでいるが、こいつがなかなか良い。ところで、ふと思った。3~5ペー…

印象に残ったもの

ここ3年ぐらいで印象に残ったものを思い返してみると、・ゴダールの「東風」 ・ダリのドキュメンタリー ・フロイトの精神分析関連 ・マティスの「王の悲しみ」 ・荘子の寓話あたりか。今の気分かもしれんが(笑)以下は解説です。・ゴダールの東風(映画)は、マルク…

―ふと浮かんだ妄言―

―誰にでも言えることをいってもしょうがないのである―例えば、「食うために働く」という言葉。こんなことは誰にでも言える言葉である。 この言葉は、彼の思考や行動から導き出した結論というよりも、集団が導き出した答えのようなものを、ただなぞっているにす…

言葉から遠く離れて

人間は、言葉によって、あーでもないこーでもないと思考する。悩むのにも、言葉が必要だ。言葉。 こいつから一時的に離れれば、それなりに解放感を味わえるのではないか?では、その方法は?方法として挙げられるのは、絵画やダンスなど色々ある。 これらは…

親や家庭に足りない要素を補う存在

私論だが、子供は、親や家庭に足りない要素を補う存在だと思う。子供は、夫婦やその他家族を含めた家庭といった、先に存在している集団のもとに生まれてくる。これは、本能が為すのか、感覚が為すのかよく分からんが、その集団の欠落してる部分を子供が補い…

子供と反動形成

子供がいて、その子供に兄弟や姉妹が出来たとして、上の子が下の子に愛情を注ぐ場合、上の子は愛情がある子なんだなーと私は単純に思っていたのだが、どうやら、精神分析学的にはニュアンスが違うらしい。反動形成という言葉がある。 これは本心と行動が逆に…

ヤマンバギャルはどこか土着的

時期的にいうと、90年代後半でしょうか?ヤマンバギャルという女性たちがいましたね。あの子達は今考えても稀有な存在だったと思います。彼女たちのような民族的なヘアメイクといいましょうか、ファッションは、携帯電話やMDプレーヤーなどのテクノロジーの…

反抗期と精神形成

岸田秀先生の三島由紀夫論を読んで、我ながら考えてしまった。三島由紀夫には反抗期がなかったらしい。そして、反抗期がないのは、精神障害になる1つの条件だそうである。彼のあの最後のクーデターというのは、精神障害における発狂そのものらしいです。(そ…

失礼な話

失礼な話ですが、欲深い女性は長生きだと思う。(誤解がないように言いますが、長生きしている女性すべてが欲深いのではない。それはありえない。ただ、欲深い女性という人種は必然と長生きになりがちだということです。) 逆に、欲深い男というのは、長生きで…

強い人とは?

私が思うに、自己分析できてる人、自分で自分のことを分かっている人はそれだけで強い。これは逆説的かもしれないが、自分で自分のことを分かっている人は、他人のことも分かる気がします。(自分に似合う格好が分かってる人ほど、他人もうまくスタイリングで…

私の父親論

父親ではない私が言うのはお門違いだが、あえて言いたい。父親というのは、母親とは違い、母子一体感という身体的繋がりを、ヘソの緒を通した肉体的繋がりを経由していないので、それだけ愛着の面においては不利である。それに、父親は仕事のせいで、子供と…

画集でも作ろうか?

絵画教室に行くぐらいなら、その月謝代分を画材やら制作費に回そうよ、というのが私の立場です。習わなくても、画集という名の教科書が図書館にたくさんあるのだから、それを見て学ぶのも良し、美術館に本物を見に行って、肌で味わうのも良し。とにかく、自…

対象について考えてみる①

「対象」対象というと、何を思い浮かべるだろうか?対象年齢、恋愛対象…。上記の対象は、人を対象としている。対象年齢何歳以上のお子様、男が恋愛対象、女が恋愛対象…。ある固有名詞を対象とする意味での「対象」。それは、人物でもありえるし、犬でも猫でも、…

私的世界観と現実感覚①

人間には、私的世界観と現実感覚が備わっている。私的世界観とは何か?それは、自分の持つ世界観、価値判断、趣味嗜好などの個人の主観を指す。一方、現実感覚とは何か?それは、現実とうまく向き合う力、現実的な対応能力を指す。客観的認識能力と言ってよ…

俳優H.M氏についての私なりの考察

彼の死については考えさせられるものだった。「清潔感のある、もの分かりの良い温厚な青年」世間からすれば、彼はこんな感じのイメージだったろうか?私はそのような認識を抱くわけだが、それよりも、このイメージの背後にある抑圧されたモノに私は注目する。…

はじめに

アウトプットが大事だろう、ということで文章を書く。私は、元来、読書というインプットに傾きがちな人間なので、それに比例するような形で、文章を書くということをしたい。とはいえ、文章はノートにはたびたび書いていた。だが、いかんせん、見せる対象が…