言葉から遠く離れて
人間は、言葉によって、あーでもないこーでもないと思考する。悩むのにも、言葉が必要だ。
言葉。
こいつから一時的に離れれば、それなりに解放感を味わえるのではないか?では、その方法は?
方法として挙げられるのは、絵画やダンスなど色々ある。
これらは、言葉を必要としない、感覚的な運動である。感性を武器に、感覚の向かう方向へと、手や体を動かす。
絵画にしろ、ダンスにしろ、何にせよ、言葉を要しない、思考から脱却する行為は、この言葉だらけの世界において、一時的に離脱する手段である。
そう考えてみると、絵画やダンスは、瞑想やヨガのような精神統一的な行為と大いに重なる。
言葉から遠く離れてみる。
スマホ時代の世の中において、言葉から遠く離れてみる試みは、身体に喜びを与える機会なのかもしれない。
言葉に目を通さず、言葉から離れてみよう。